自言語とかを一度軽くまとめてみる

 人工言語を始めて4年半たちます。気が付けば言語の数は増えに増え、進捗は減りに減り……。

 なんかもう何個の言語を作ったかすら記憶があいまいです。なので一度ここにまとめておこうかなと思います。

 私は世界観に基づいた人工言語作成をしています。ウリ語を作ったときは世界観とか考えていませんでしたが、割と初期のころに「言語と文化の関係」が蜜月であると気づき、d星という世界観を構成しました。そこから自言語の数が増加し始めました。さすがに一つの星に言語は複数あってほしいですし。

 そして2019年12月22日(調べてきた)、「魔法をガチ考察したい」と思い立ち「ルヴァーエ」という世界観を構築。まだ言語は一つだけですが、たぶん増えます。

 私の特徴として「実験的人工言語」を作らないということがあります。実験的人工言語は構築の難易度がオリンポス山なので。言語学に明るいわけではないので、その目的が見つからないというのもあります。

 さて、私の人工言語遍歴(?)を紹介したところで、私の人工言語達をまとめていきます。(後記:だんだん文章の内容が薄くなっていきます。)

 言語名の下の文は「私はリンゴを食べる」という意味です。


d星

 私がメインで創作している世界観です。d星とは地球から約60光年離れた先にある惑星系の第四惑星です。いろいろあって日本人が計8人くらい飛んでます。なので言語や文化は日本(というか地球人)ぽいです。


ウリ語

 SuLaMu LoRoPu LiGo YoJoJe_

 私の処女作ですね。あれは中学一年生の9月。登校中に「長く続けられる趣味」を考えていた時に思いついたものです。

 言語時代があり、古代ウリ語(2016年中期)→中代ウリ語(2016後期)→近代ウリ語(2017初期)→近現代ウリ語(不明)→現代ウリ語の5世代です。近現代ウリ語に関しては、「作った」ではなく「発見した」なので時期は不明です。資料を整理してたら、現代ウリ文字で書かれているのに正書法が異なるものが複数あり、それを「近現代」と命名しました。

 これらは語彙と基本文法以外はあまり似ていません。ここら辺の説明をぬかりなくすると短編小説くらいになるので省略します(実際小説になりますし)。

 特徴としては「品詞がない」「情詞」というのがあります。

 動詞や形容詞などの役割は単語に接頭辞をつけることで区別します。例えば、

 SuMeThu MeThu_

は「花が咲く」という意味です。MeThuは「花」を指し、「Su」は動詞的用法を表します。辞書では品詞での意味の区別をしていますが、これはあくまで「こういう解釈ができる」という指標の一つです。

 次は「情詞」ですね。これは文の付加的な情報を付与する単語です。品詞はないといいましたが、よくよく考えたらこれは品詞の一つかもしれません。

  SuLaMu UNAGI YoJoJe_ 私はウナギを食べる。

  SuLaMu UNAGI Ni YoJoJe_ 私はウナギを食べた。

  SuLaMu UNAGI Ho YoJoJe_ 私はいつもウナギを食べる。

 一文目は情詞なしの文です。端的にただ事実を述べる文章です。

 二文目は過去情詞「Ni」の例です。その文が過去に存在していたものであることを表します。

 三文目は習慣情詞「Ho」の例です。文章の内容が話者(もしくは主題)の習慣的行為であることを表します。


ピュテ語

 dushajujadu tridto’ch shak.

 ピュテ語は……いつ作り始めたんだっけか。実をいうとウリ語以外の言語は作成開始時期がわからないんですよね。

 この言語は学術向け言語として開発しています。再現性の高い造語システムと明確な文中での役割の区別が特徴です。

 ちなみにプロットの一番上には「最も難しいものにする」と書いてありました。実際にはそんなに難しくはないです。

 ピュテ語には活用がいろいろあります。一応すべての品詞に活用があります。また、生物学上の性別によって使われる単語が異なります。

 「再現性の高い造語システム」とは、つまり語根に接辞をつけるという一般的なものです。ただ、この「接辞」はすべての単語が固有のものを持っており、順番やその形から意味を推測できるというものになっています。

 dushajuja

この単語は「口」という意味を持っています。構造は、

 du-shaju-ja

というものになっていて、

 du(入る)-shaju(je)(体内器官)-ja(上)

からなっています。

 jeが欠落したのは「同じ子音が三つ以上続く場合、その子音節の始まりと終わりのみが残る」という規則があるためです。

 またshajujeは、

 sha(vo)ju(体内)-je(物体)

からなります。

 といった風に造語されています。またこれらの接辞は、元の単語を短くしたものになります。

 du:didtaju 入る

 ja:thja 上

 je:jeth 物体

 ここに出てきた単語もまた語根に接辞がついてたりするのですが、全部解説すると長くなるのでここまでにしておきます。

 ピュテ語の難しいところは「やけにいろいろ多い」ところです。

  • 人称代名詞:273+α(多分これからも増える)
  • 名詞の活用:84
  • 形容詞の活用:20
  • 副詞の活用:20
  • 動詞の活用:35
  • 比較語尾:24
  • 年齢活用:60
  • 格:7+α(多分これからも増える)

 多すぎて私もよく理解してません。というか、過去の私が資料をあまり残してないのでどうしようもないです。

 ……この調子でまとめてたらいつまでたっても公開できないですね。概要だけで失礼します。


俗ピュテ語

  dushajujadu tridto’ch shak.

 ピュテ国では一応ピュテ語が公用語になっています。ただ、ピュテ語を実生活で使うのは面倒が過ぎます。活用いっぱいですし。ちなみに、もともとウリ語を話していた人たちに「お前はピュテ国の人間だからピュテ語を使いなさい」と政府から宣告されてしまった、という歴史があります。「自然ぽい言語変化」をひそかに人為的に行ったのがこの「俗ピュテ語」になります。

 例文はピュテ語と同じになってますね。具体的に何が異なっているのかというと、「活用数」です。前述の通りピュテ語には活用がいっぱいあります(計243個)。俗ピュテ語では必要最低限の活用のみで38個になっています。


口語ピュテ語

  dushajujadu ch tridto shak.

 口語ピュテ語は俗ピュテ語とは異なり、正式な(?)ピュテ語の子供です。俗ピュテ語は隠し子です。

 口語ピュテ語はピュテ語をウリ語ぽくしたものです。具体的な違いは以下のようです。

  • 年齢活用の消滅
  • Su-で名詞を動詞化
  • 活用がなくなり、代わりに「活用代詞」を用いる

ゾムレ語

 入食ヲリンゴガ私。

 ゾムレ語は「日本語をいじりたい」と思って作りました。カタカナは助詞と助動詞や固有名詞のみで、他はすべて漢字です。また、動詞は名詞を組み合わせて作ります。活用は一つの品詞につき一つのみです。一応音読みと訓読み(便宜上この区別)がありますが、基本は訓読みです。訓読みとはゾムレ語独自の発音で、漢字を分解してその構成素に特定の音を付与しています。


トミ国語

 資料のない謎の言語……と言うとなんかいい感じですよね。はい、私が資料を総紛失した言語です。覚えているのは「一文字で一文」というシステムだけです。再建のしようもないので困ってます。まあただ面倒くさくてやってないだけなんですけどね。


ファイオ語

 lg llp slmj mjbg_

 ウリ語族に属する言語です。もともとは「ウリ語ファイオ方言」と呼ばれてましたが、ファイオ国が独立する際に一つの言語として扱うようになりました。

 方言といえどかなり差があります。文字も異なりますし、ウリ文字はアルファベットなのに対してファイオ文字はアブジャドです。また、名詞の解釈はウリ語よりも少なく、語気詞が追加されています。語順も異なります。ただ、語彙はほとんど同じです。

 大きな特徴としては、「母音が規定されていない」というところです。


 サン語

 ishetho hu rito athopahuhe.

 ゾムレ語同様日本語を基に作った言語です。ただゾムレ語とは異なり、平仮名/片仮名/漢字は一切使いません。使うのはサン文字と呼ばれる文字で、システムは形声と同じです。また、文法も日本語に近いです。

 日本語と異なるところと言ったら、品詞の種類と活用の数ですかね。サン語の品詞は名詞/動詞/形容詞/副詞/助詞/助動詞/感動詞です。また、用言である動詞と形容詞の活用の種類は終止形/被修飾形/被助動形/命令形/仮定形です。


世界共通語

 かつての私が作った、「最低の言語」です。説明するのも嫌なので、2018年の4月に書かれたプロットをそのまま載せます。

世界共通語(・〇□|-)
・完全独自
・母音と子音の区別なし(というか子音のみ)
 ・音数5
  ・j[ʐ] gl[ɡʲɭ] sc[ʃ] ff[fɸ] vp[ⱱpʷ]
・文字は触覚による判別可能な物
・無活用
・語順
 ・名詞+代名詞+動詞
 ・修飾+被修飾

世界共通語プロット

フォントがキモイですね。


ウライル語

I (ea)t ap┘(le).

 「めっちゃ英語やん!」と思ったでしょう。大正解です。これは英語のアプリオリ言語です。暗号性80くらいです。機械性に関しては98くらいです。

 英語を簡単目にしようと思って作った言語です。なので、発音は固定だし冠詞はありません。分詞か否かも一目でわかります。

 例文が面白い形をしているのは、「ウライル文字」への変換を楽にするためです。この文字は英語の文章でのラテン文字の頻度解析をして、「よく出てくる文字列」をピックアップし、その文字列に一つの新しい文字を設けたものです。なので、文字数は多めです。


バユ語

ワ リンゴ クウ。

 『もののけ姫』の猩々のような例文ですね。この言語は「d星の子供たちに話す昔ばなしを日本語でメモしていた紙を見られ、咄嗟に『バユの話を書いた紙で、バユの作った言語で伝わったものを私の母語で書いたもの』と言い訳した」ということから生まれた言語です。船員はそんなに時間をかけられなかったので、日本語を改造したものになっています。助詞や助動詞の代わりに活用の種類が増えています。おそらくピュテ語並みに活用の組み合わせが多いです。


タカ語

 「なんでタカ語だけ画像なの?」と思われるかもしれません。なぜ転写ではないのかというと、タカ語は非発話言語だからです。この文字は「上部」「中部」「下部」に分かれていて、それを組み合わせることで単語を形成します。その部品はナンバリングされてますが、さすがにわかりにくすぎるので画像にしました。

 なぜこういうシステムなのかというと、タカ語は秘密結社の中で用いられている言語だからです。非発話言語にすることで情報漏洩対策をしたりしています。


ミャミュ語

 uflemjgo eshodal.

 これはジョージア語から構想を得た言語です。動詞の時制/態/相/法/主語を動詞の中で表します。例文のeshodalは以下のような構造になっています。

  • esh:語幹(食べる)
  • od:態マーカー(能動)
  • al:主語マーカー(一人称単数)

 また、態/相/法は種類が豊富です。

  • 能動態
  • 受動態
  • 使役態
  • 使役受動態
  • 完了相
  • 未完了相
  • 進行相
  • 起動相
  • 終了相
  • 命令法
  • 仮定法
  • 希求法
  • 禁止法
  • 可能法
  • 可能性法
  • 許可法

 この言語を用いているミャミュ族は厳格な役割階級を持っています。統率や指示をしやすくするためにこういった構造になっています。


国家共同体軍用通信言語

 これは大戦中に国家共同体連合軍で用いられていた言語です。暗号化するために、音素は特定の音階で複数言語のピジンのようなものになっています。

 単語が大戦特化しすぎて、「私はリンゴを食べる」を訳せませんでした。訳したところで音階なので見栄えが微妙でした。


 これでおそらくd星の言語をまとめ終わりましたかね。一つの星にあるには少ないようにも見えますが、「外部からの作為的な文明」なのでこれで正しいのです。あまりに多いといろいろ大変ですからね(テキトーに言ってます)。


f星

 d星と同じ惑星系に存在する惑星です。平均気温は-15度です。d星……というか私の創作に大きく関わってくることはありません。多分。「f星はお前が創ったんじゃないの?」いえ、私が創りました。なんというか、「まああるよ」的な立ち位置です。この星に原住民はいません(正しくは「見つかっていない」)。


パタ語

ky lynko h pef.

 「f星に原住民はいないんじゃないの?」とお思いかもしれません。いないのではなく見つかってないだけです。この言語は「原住民がいたらこんな言語を話してそう」というものです。

 文法は活用のなくなった日本語という感じです。時制もありません。


ルヴァーエ

 これは、「魔法をガチで作ってみたい」と思って産んだ世界観です。魔法が普遍的に存在しそれを「魔法」と自覚している、といった設定です。


ケヘ

tigo xetef i.

 これは「魔法言語」といって、魔法の詠唱に用いる言語です。ですが、魔法以外の表現にも用いることができます。

 ルヴァーエにおける魔法のトリガーは「発音」と「魔力」なので、魔法以外の表現ができないようにも感じますが、ケヘには「魔法音素」と「一般言語用音素」があります。なので、魔法の暴発ができないようになっています。

 OVS-ANの型で、これは魔法の詠唱が楽なようになっています。


 はぁ……やっとまとめ終わりました。多分抜けがありますが、私が気づかない以上誰も気づけないでしょう。

 結構雑にまとめました。いやぁ多いですね。こりゃ進捗がないわけだ。